大きくする 標準 小さくする

リレー日記

大学をモラトリアムと言う勿れ

投稿日時:2022/12/30(金) 17:08

更新が遅れてしまい大変申し訳ございません。
みなさんお久しぶりです。M2の高野です。

先日の駒澤戦を終えてから、鬼の修論ラッシュが始まり、パソコンと睨めっこする毎日が始まりました。そのせいか中々引退を実感することができてなかったので、こうして最後を締め括る機会をいただけてとても嬉しいです。ありがとうございます。

このリレー日記と向き合って湧き上がってきた気持ちを言葉にできたらなと思います。

""""""""""""
振り返ると、大学院の2年間も本当にあっという間だった。学部4年の時に畑村の代で、最終戦の武大に勝ち、自分のラグビー人生としては達成感に満ち溢れていた。このまま引退して研究に専念するのも良かったが、どこかまだ燃え尽きてない闘志と、学部3年生の時に一度ラグビー部から離れて、松本や内藤の代に先輩として何も還元できなかった悔いが、自分を大学院ラグビーの道に導いいてくれたと思う。

ただ、実際にこの2年間を通じて後輩たちに具体的に何を還元できたかと言われると、よくわからない。というのも、自分はラグビーのスキルが高いわけではないため、直接指導できることや試合中のプレーで貢献できる部分は少ないと感じていたからだ。それでも、研究や就活の合間を縫って練習に行き、スクラムやラインアウトの練習で人数が足らなくならないようにすること。試合中にFWのスタメンの誰が怪我しても大丈夫なようにフロントローでもバックローでも出られるように準備をすること。試合に出たら持てる力全てで相手を倒しに行くこと。後輩たちに、少しでもプラスになる刺激を与えたいという気持ちで、自分にできることは継続できたと思うし、その中で後輩達が自分を必要としてくれたことは本当に嬉しかった。

結果として、松本と内藤の代の両方のシーズンが良い形で幕を閉じ、後輩たちと最高の喜びを分かち合うことができた。そして、リーグ戦で勝つ度にあの日の出来事が鮮明に蘇る。甘太郎で畑村と啓太さんに部活を辞める旨を伝えたときに、二人が全力で引き留めてくれた瞬間。部活を離れた後に、リーグ戦で仲間たちが体を張る姿をネットの外から独り見て奮い立った瞬間。図書館の4Fの会議室で同期たちが再び迎え入れてくれた瞬間だ。「ああ、本当に千葉大ラグビー部を続けてきて良かったな」という想いで胸が熱くなった。

今年で25歳、アラサーである。周りの友人のほとんどが社会人2,3年目として働いている。そんな中で部活をしていると、たまにものすごい不安や劣等感に駆られることがあった。そんなときは、グラウンドにいって思いっきりスクラムを組んだりタックルしたりする。すると、そのとき流した汗や次の日の体の痛みが、無駄なプライドを全部どうでもいいくらいに忘れさせてくれる。それくらいラグビーは自分にとって魅力的なスポーツだ。もし、もう一度同じ25歳で何をしていたいかと聞かれたら、惑うことなく「千葉大でラグビーをやってたいです」と答えるだろう。

でも、もうそんな瞬間を味わうことができない事実に『引退』を実感する。
""""""""""""

最後に、

後輩たちへ、
私生活では、生意気な部分も多かったと思います(せいや”さん”な)。でも、試合中は本当に頼もしい存在でした。昨シーズンの武大戦と駒澤戦での勝利、今シーズンの千葉商科戦と駒澤戦での勝利の全てが偶然ではなく、プレイヤーもマネージャーも共に、勝つためにできることを考え抜いて実行したことから生まれた、必然の結果であると思います。自慢の後輩です、ありがとう。

同期へ、
今年も
上手くまとまりそうにないので簡潔に言う、、、すきぴ!

大西先生、加藤さん、OB・OGならびに保護者の皆様へ、
今シーズンも皆様からの多大なるご支援をいただき誠にありがとうございました。改めて自分達が恵まれた環境でラグビーができていたことを身に染みて感じております。私も来年はOBとして微力ながら千葉大ラグビー部に貢献していく所存です。これからも益々の成長を遂げる千葉大ラグビー部に引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。皆様良いお年を!
次は、同じM2として就活や研究、部活の苦楽をともにしてきた風雅に回したいと思います。
修論ラストスパート駆け抜けよう!

アーカイブ

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード:

トラックバック一覧