リレー日記
relay
投稿日時:2024/03/13(水) 18:34
柔らかな陽の光のもと、鳥たちのさえずりが和やかな春の訪れを告げるとともに、新たな舞台への希望を与えてくれるかのように感じられる季節となりました。
春が香るこの佳き日に、みんなの想いを一心に背負い、このように盛大にリレー日記を執筆させていただく機会を賜りましたことを幸福に思います。
社会という雄大な荒波に毅然と立ち向かう決意とともに語らせていただきます。
さて、僕自身、最近は専ら「卒業」ということを意識してしまう日々を送っています。
卒業旅行だったり、引越しの準備だったり。
図らずもグッと来てしまったのが、先日の卒業確定者発表です。
ゼミの担当教授からも言われていたし卒業が確定していることはわかっていたのですが、興味本位で金目と福田と一緒に学部棟まで掲示を見に行きました。
前日の夜、会社の同期となる面々と飲みに行き、その後、金目をうちに泊めて一緒に見に行ったため、未来と過去に挟まれているような、この時期独特の「現在」を味わいました。
朝は早めに起きて、学園通りでコーヒーとサンドイッチを購入し、鳩と戯れつつ掲示の時間まで語らいの森で朝ご飯を楽しみました。
こういう何気ない情景に感動できてしまうのです。
自分の番号が掲示されているのを確認した後、支援課に行ったとき、職員の方が僕の顔を覚えていてくれて、卒業おめでとうと言ってくれたのにも感動しましたね。
前日に会社の同期と打ち解けて、新生活へのモチベーションが上がっていたのに、こんな感動を味わうと急激に現在が恋しくなってしまいます。
こういう気持ちになると、過去を振り返りたくもなるものです。どうも、4年、黒田征斗です。
高校ラグビーを引退したとき、大学でラグビーを続けるつもりはありませんでした。
高校で試合に出られていたのは一芸採用で、ラグビーが上手なわけではなかったからです。
しかし、浪人中、勉強だけしていればいい日々を楽だとは思いつつ、勉強以外の角度からの刺激が無さすぎて物足りなさを感じていました。
そんななか、ラグビーワールドカップの日本開催、後輩の花園出場といった出来事があり、だんだんとラグビー熱が再燃してきてしまいました。
そういったラグビーモチベの高まり、先輩の人柄、何となくの居心地の良さから、1年の11月に入部を決めました。
なんやかんやで居心地よく、何となく続けてきましたが、3,4年になるとそうもいかなくなってきます。
ラグビー部で、ラグビー以外にやるべきことが増えるからです。相変わらず居心地は良いですけどね。
ここにきてやっと、学生主体でやっていることを実感します。
学生主体って、練習メニューを自分たちで考えたり、自分たちで練習を仕切ったり、とかそういうことだけではなくて、他チームや大学職員の方と書類のやり取りをしたり、OB会と連携したり、ほんとに自分たちでやるんだ、っていう。
自分たちでやってきたからこそ、何か成果を得られたときの想いもその分大きくなるのだと思います。誰のせいにもできないという恐怖と隣り合わせではありますが。
ラグビー部で様々な経験をしたから人間的に成長することができ、社会人として恥ずかしくない姿になることができたのだと思います。
過去の自分が、多くの選択肢がある中でラグビー部に入る決断をしてくれたことに感謝しています。
新入生へのメッセージにもなりますが、部活・サークル選びに関して、居場所づくりというのは多くの人が考えていることでしょう。僕もそうでした。
でも、今だから言えることですが、ラグビー部にはそれ以上の価値があります。
あと一歩を出したくないと思うほど体を追い込む経験、そんなキツイ練習が終わったときの達成感と一体感、それを積み重ねて試合に勝ったときに体の内側から湧き上がる興奮、これらは学生スポーツでしか経験できないものでしょう。
大学生活の4年間、5年とか6年かもしれませんが、勉強と遊びだけで埋められるほど短くありません。
むしろ部活をやっていた方が他のことも充実するものです。
練習のテーマが明確だから毎回キツイわけじゃないし、週4しか練習ないし、最後の学生生活を彩るのにぴったりなのが、ラグビー部だと思います。
4年生の僕が言っているのだから間違いありません。
そんなラグビー部にいたからこそ感じることができているのが、先に述べたような卒業間近の感動なのだと思います。
卒業を控えてこんなふうに思うことができていること自体が、この4年間をいかに過ごしてきたかの表れだと思っています。
受験生時代、千葉大に行きたかったわけではないけど、千葉大に来られて良かったです。
先輩にも後輩にも同期にもこの上なく感謝しています。
ありがとうございました。
リレー日記らしいとりとめのない文章が書きあがったところで次に回します。
何となく、最後に副将、主将と回るものだと思っていたけどここで自分に回ってきたのでもう関係ありません。
高山、よろしく。
われわれ2人の跡を継いで副将になった前嶋にはとても期待しています。
一つ言いたいことがあるとすれば、部活を円滑に運営するためにも結果を残すためにも、秩序を守ることが大事だと思う、ということです。
先生や監督という権力者がいないこの部活では、何かと気が抜けがちです。それを補うのが上下関係だと思っていたけど、良くも悪くも上下関係は緩めです。
練習中はみんな真剣だけど、練習の準備とか道具の管理とか、練習以外のところで気を引き締められるようにするのが4年の役目だと思って、自分は「怖い先輩」を目指してました。
これは思い描いていた理想で、たぶん叶わなかったけど、そんなことを考えていたってことが伝われば嬉しいです。
今思えば、その点あらたは徹底していたので助かりました。
練習以外の部分で、主将やマネージャーが主体、他のプレイヤーはそれに従うだけ、みたいな構図にならないようにみんなで考えていけると良いと思います。新歓がんばって!!
以上、蛇足でしたが、副将前嶋をはじめとする後輩たちへの引継ぎとさせていただきます。
今後は、金は出すけど口は出さないOBとして千葉大学ラグビー部を応援していきます。
同期が残っているうちは顔も出すかも。
4年リレーもやっと折り返しです。
最後長くなっちゃったけど次は高山よろしく!
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