千葉大学ラグビー部 HP

はじめまして、一年の荒木一成です。

リレー日記の書き方がよくわからなかったので、遅くなってしまいました。

先日、僕はついに鳥の巣ヘアーを卒業しました。これまでは高いお金をかけてパーマをかけていたのですが、ふと気がついた時には1000円カットのおばちゃんのバリカンが僕のサイドを通過していました。悔いはありません。

さて話は変わりますが、僕は高校を卒業した後、いろいろなことがあり、とある施設に1年間収容されていました。そこで80人の男達と345日間共に生活をしていました。施設での生活は規則正しく、毎朝6:45に寮長による放送で目を覚まし、急いでご飯を食べて2キロ歩いて別の施設に行って作業を行います。17:00にその施設での作業を終え、また2キロ歩いて最初の施設に戻り、食事や風呂を済ませて22:40まで別のまたとある作業を行います。風呂とトイレは共同で、部屋にはベッドと机しかなく、窓は15センチしか開きません。門限は18:00です。

作業の前には80人で次の呪文を唱えます。

努力は実る  

目指せ全員合格  

継続は力なり  

保護者に感謝します

そして23:00に消灯です。その後、電気がついていたり何かしらの音を発していると、見回りをしている寮長がノックなしで部屋に入ってきます。寮則を破った者は夜の作業の前に全員の前で激励をさせられます。

4月の初めは早く脱北したいとばかり考えていたのですが、人間はすぐ慣れるもので、数ヶ月後には自分がなぜ脱北したかったのかの理由がわからなくなり、自分の本当の居場所はここなのではないかと思うようになりました。

こんな一年を過ごすことで、おそらく人は大切な何かを失います。これからの大学生活で、僕が失った何かを取り戻せたらいいなと思います。

どうぞよろしくお願いします。
次は最近角刈りを卒業したともひろよろしく